2018年09月18日

小説『だから荒野』桐野夏生

46歳主婦の朋美は誕生日に怒りを爆発させた。 身勝手な言動を繰り返す夫と二人の息子による 長年の蓄積は消化されなかった。 衝動的に自動車で出奔した彼女は、 高速道路で長崎めざして走り出した。 家族やしがらみとの決別、さみしさや孤独の中にある 解放感、新しい世界を切り開こうと荒野を駆ける。 捨てられた夫は懲りも反省もせず愚行に及ぶ。 元々思いやりや家族の絆が希薄だった森村家は 空中分解し、問題が浮き彫りになる。 足りなかったあれこれ、失って気づくこと..
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2008年05月19日

小説「I’m Sorry, Mama.」桐野夏生


私は、女の顔をした悪魔を一人知っているのです。 その女のしたことを考えるだけで、ぞっとします。 彼女の本当の名前が何というのか、今現在、 何という名前を名乗っているのかは知りませんけど、 もちろん彼女はまだ生存していて、人を騙し続けて います。そして、へいぜんと人を殺し続けています。 彼女は正真正銘の大嘘つきです。泥棒です。放火魔です。 詐欺師です。そして、世にも怖ろ..
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2007年12月31日

直木賞「柔らかな頬」桐野夏生



「現代の神隠し」=謎の別荘地幼児失踪事件。 をめぐり当事者の母と、ガンの宣告を受けた 元刑事が事件の謎に挑む。 母……誰も私を救えない。 「誰が幼児を連れ去ったのか?」。 「その目的とは?」。 「連れ去られた幼児の心は?」謎は尽きない。 読み応えのある作品です。私は、桐野夏生さん の作品では特に「OUT」が好きですが、..
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2007年12月17日

長編「魂萌え たまもえ」桐野夏生



夫の突然の死によって、敏子は目の前が真っ暗になる。 いつも家族を気遣って、的外れと言われようと、心配することを やめられなかった。それが妻であり、母親である自分の日常だった。 大人しくて、我慢強い来年還暦を迎える女性が、夫の死によって、 想像した以上に騒がしい毎日を過ごす物語。読み応えがある長編。 文庫で上・下巻あわせて約600ページ。 ..
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