2008年05月26日

小説「月のしずく」浅田次郎


「月のしずく」

ただただ毎日を地道に地味に、まさに
アリンコのように働いて生きてきた。
コンビナートの荷役(パッキン担ぎ)を
続けてきた男の前に、十五夜の晩、美女が
現われた。そうまるで、月の住人のような。


「銀色の雨」 おすすめ

不幸に負けずに努力を続けてきた勤労青年。
だが、ふとしたことがきっかけで、進むべき
レールからずれてしまった。年上の女性の
アパートに転がりこんだ彼は、その日暮らしの
生活を送っていたが、そんな彼の前にまるで
ピストルのような男が現われる。

彼は、実際に人を殺している組の厄介者であり、
主人公は彼の面倒をみることになる。

おっかながりながらも、主人公は次第に男に
あこがれに似た思いを抱くようになる。

たくさんの人の「やさしさ」に包まれて、
主人公は自らの進むべき道を模索する。


「ふくちゃんのジャック・ナイフ」 おすすめ

ふくちゃんには夢があった。ブラジルに渡り、
牧場主になるのだ。少年だった僕(主人公)に
だけそっと秘密を打ち明けるふくちゃん。

ふくちゃんには、恋人がいたが彼の心酔する
裕ちゃん(石原裕次郎、都知事の弟)は、
絶対恋人を連れて行ったりしないはずだ。
置いていくと、ふくちゃんは言い切る。


紆余曲折を経て、「あるぜんちな丸」に乗り込む
ふくちゃん、その時……。


など7つの短編を収録。約330ページ。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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