2008年04月19日

絵本「100万回いきたねこ」佐野洋子




100万回生きたねこは、100万回死にました。

彼は、いろんなひとたちの「かいねこ」となりますが、
本当のしあわせを感じることはありません。

ねこは、かいぬしのことがことごとくきらいなのです。
このあたりは、けっこうシビアでシニカルです。

ねこが死ぬことで、かいぬしたちはなみだをながすのですが
ねこは、へっちゃらなのです。かいぬしを好きでないし、
じぶんの立場に満足していないからです。

あるとき、ねこは「のらねこ」として生まれてきます。
そして、一匹の白いねこと出会い、はじめて自分以外の
そんざいを大切に感じるのです。いとしくおもうのです。
そして、はじめてねこはなみだを流すのです。


はじめて涙をながすねこ。そこに「しあわせ」の真意が
あります。ほろりとくる泣ける本です。
サンテグジュペリの「星の王子様」のような大人が読んでも
楽しめる深いタイプの絵本であり、根強いファンも多く、
私もその一人です。

「星の王子様」
http://book0001.seesaa.net/article/70465169.html
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童書・絵本・はれぶた・バッテリー・詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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