元自衛官、ピカレスク(≒悪漢、悪道)人生を歩んだ直木賞作家
浅田次郎氏の爆笑エッセイ。
ちなみに、「勇気凛凛ルリの色」は「怪人二十面相」で有名な
「少年探偵団」シリーズから取ったものである。(本文より)
少年の日の浅田氏が、過去を随想しながら「タイトルについて」で
語っている。
ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団
勇気凛々ルリの色
のぞみに燃える呼び声は
朝焼け空にこだまする…… ♪
きな臭いウラ話、売れない作家の悲哀、三島由紀夫との出会い、
自衛隊への入隊、自衛隊、自らの巨頭についてなど56編を収録。
いわゆる、エッセイの中では浅田氏のエッセイが一番おもしろいと
思うし、おすすめである。ちなみに、シリーズは4作ある。