2008年03月22日

小説「県庁の星」桂望実


特技は、書類の作成。趣味は仕事という、役人根性丸出しの県庁の星

にしてエリート野村聡は、知事の思い付きによって民間のスーパーで

研修に臨むことになる。「スーパーで何を学ぶんだか……」と、

不満を持ちながら「研修」していた聡だったが、スーパーの実質的な

店長であるパートのおばさん二宮(45歳、母子家庭の息子あり)と

出会い、少しずつ変わっていくのであった。250ページ。


野村
 →Y県(山梨県と思われる)のエリート職員。
  
  将来を期待される逸材である。官公庁の慣例や書類作成が得意。

  高身長でイケメンだが、視野が狭く、頑固で独善的で非モテ。

  抜群な安定感を持つという理由から公務員となり、頭はよいが

  柔軟性が欠けている。向上心が高く、仕事に厳しい。31歳。

  スーパーでは、一貫して「県庁さん」と呼ばれる。

  人を見ずに、数字で見るタイプだが、意外におひとよし。

  作中では思わぬしっぺ返しを喰うはめに。

  気持ちが変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。

  習慣が変われば人格が変わる。的な人物であり、「君子豹変」的 

二宮
 →スーパーのパート職員だが、おせっかいで従業員から頼られる

  存在。物事をずばずば言う肝っ玉かあちゃん的な性格である。

  その人物評は的を射ていて、野村に関しても鋭い視線を向ける。

  愛する一人息子との間に、溝を感じ始めた45歳。

  野村と対立するも、徐々に野村を認めはじめ、後には野村からも

  頼られる存在になる。

  野村と共に、物語の語り手である。

  二宮は、職場の顔と息子に見せる顔があるのだが、作中に登場

  するダメキャラが全く別の顔を持っているエピソードとかがよい


働く人間が抱えるジレンマだとか、官公庁の持つ融通の利かなさや

スーパーの仕事の内側や、スーパーを利用するお客などをユーモア

溢れる内容でつづったおすすめの作品。感動もできる内容。


やはり見所は、お惣菜コーナーでの熾烈を極めた戦いであろう。

そう、「負けられない戦いはここにある」。

チーム野村(野村・金・陳・ルブカ)は、チーム所(自称ミニモニ)

に勝てるのか?目が離せない!

あとは、「食品Gメン」との戦いかな。 


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posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑える・楽しい・爆笑できる本・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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