2008年03月15日

直木賞「思い出トランプ」向田邦子 

「かわうそ」

脳卒中で倒れてから、妻の顔がかわうそのように見えてきた。

快楽のために、魚を沢山殺すという「かわうそ」のように。

「許されぬ嘘」を否がおうにも思い出した主人公に、

湧き起こる衝動。静かなスリルが怖く、ぞくぞくします。


「犬小屋」

妊婦の達子は、犬がきっかけで家族ぐるみのつきあいをしていた、

魚屋のカッちゃんを電車で見かける。しかし、声を掛けることが

できなかった。


「花の名前」

まじめで専門バカの夫は、花の名前などほとんど知らないような

男だった。夫の「先生」になった主人公。銀婚式を迎えた妻の前に、

見知らぬ女が現れて……。

などを収録したおすすめの短編集。13作品。直木賞。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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