2008年03月07日

芥川賞「蛍川」宮本輝

芥川賞受賞作「蛍川」と太宰治賞作「泥の川」を収録。

「泥の川」

戦後の復興間もない頃の話。

人の死は身近だった。

昭和30年頃の大阪を舞台にして、少年信雄は船に住む

姉弟と友達になるのだが……。


「蛍川」

竜夫は、父が50をすぎてこどもを諦めたときにできた子だった。

父重竜は、戦後の復興に乗じてのし上がったいわゆる事業家であり、

20年連れ添った女房を捨てて、こどもができた千代といっしょに

なったのだった。


時は流れて、竜夫は中学生になった。

重竜が体調を崩してしまい、千代と共に今後のことを考えなくて

はいけなくなる。竜夫は恋をしていた。親友も同じ相手に恋を

していることを竜夫は知る。


すごくいい作品です。ラストの蛍を観に行く所も見所ですが、

やはり男同士の「友情」を描いた2つの場面がイチオシです。

こういう友を持ちたいものです。おすすめの文学作品です。感動。

posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の 世界の名作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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