2008年03月02日

直木賞「新宿鮫 無限人形」大沢在昌

新宿鮫シリーズ第4弾。

新宿署鮫島警部は、ワル共の間でたった一人でも獰猛に犯罪者を

追い詰める性格から、「新宿鮫」と恐れられている。


本編は、新型覚せい剤をテーマにした、ハードボイルド長編。

鮫島の生き方、考え方がすてきで共感を覚えます。


なぜルール(法)を遵守させ、犯罪者を捕まえるのか。

それは、まじめに生きている人が法を守らない輩によって、

泣きをみたり、無力感ややるせなさを感じたりしないためだ。


どのシリーズかは忘れましたが、こんなようなことを鮫島が

言っていて印象的でした。


超難関といわれる国家T種試験を合格し、エリート中のエリート

だった鮫島は、ある事件をきっかけに刑事として動きまわって

います。それは、ある種警察組織が抱える矛盾に満ちた問題。

事件によって、傷を負った刑事に重要な役割を与えるなど、

このシリーズの完成度の高さにはいつも驚かされます。


まず、シリーズ最高傑作と評されている第一弾「新宿鮫」(400ページ)

を読んでほしいです。音楽に生きる恋人フーズ・ハニイの晶との

出会いと事件が描かれています。映画化もされています。


眠らない街 もう一度 星屑のほほえみを ♪


本の方がおすすめです。

無限人形は570ページ、読み応えがあります。

「新宿鮫シリーズ」は、9巻「狼火」まで読みました。

相変わらずすごいと唸らされるすばらしい作品でした

昌をはじめとしたいつものメンバーが登場しない、

「灰夜」だけは、ちょっと見劣りする気がします。

ある意味シリーズの転換的な作品でもあります。

「天使の牙 上・下」もお薦めです。





posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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