あいたくて
あいたくて
あいたくて
あいたくて ・・・
きょうも わたげを とばします・・・・・・・・・
byたんぽぽはるか
小学校の時、この詩を聞いて特に何かを感じたわけではない。
ただ、たんぽぽの持つ「旅立ち」のイメージは幼いながらに感じた。
そして、時は流れて私はミスチルの「花」という名曲と出会った。
この曲のサビを聞いたとき、「あっ、この曲はたんぽぽのことを
歌っているぞ」と思った。
花 1番のサビより
負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう
ふと自分に迷う時は 風を集めて 空に放つよ 今
ふと感じるどうしようもない気持ち、寂寞感や焦燥感といった想いを
つづった歌だと思う。この曲は、「終わりなき旅」と並んで試験中
とかにもっとも聴いた思い出深い曲だ。今でも2番目に多く聴く。
たんぽぽの「旅立ち」を描いた物語に、「ドラえもん」の名作が
ある。ドラえもんに植物が、擬人化しているように見える秘密道具を
借りたのび太は、(たんぽぽが泣いたり、笑ったりしているように
見える)たんぽぽの成長を見守り、必死にたんぽぽを守るのだ。
その熱心さは、ドラえもんをうならせるが、ジャイアン、
スネ夫と遊ばなくなり、いじめられるつらい現実を見ようとしない
ことはドラえもんに危惧を抱かせる。
そして、たんぽぽの綿毛たちは次々と「旅立ち」を迎える中、
いくじなしの綿毛は怖がって飛び出せない。それはまるで
弱虫ののび太のようだ。綿毛は母親である花(本体)から
励まされて、旅立っていく。
何かにチャレンジする時、期待と同じ位不安もある。私もいろんな
ことに挑戦して、大概のことはやめてしまったり逃げ出したりした。
でも、中にはやってみて最終的にはよかったと思えたこともあったし
それがきっかけで知り合った人とか、よい思い出もある。
たんぽぽは、時期が来たら好むと好まざるとに関わらず旅立つ。
人は、15歳未満で社会に飛び出す人もいるし、
生涯飛び出せない人、飛び出さない人もいるだろう。
飛び出すことが、必ずしもいいことだなんて言えないけれど、
やってみたいと思えることがあったら挑戦してみるのもいいかも
しれない。ちなみにたんぽぽの花言葉は、いろいろあるけど
「真心の愛」とかですね。ちょっと恥ずかしい。
春はそこまで来ている。
全国津々浦々「大宮」から「熊谷」あたりまで。範囲せまっ!!