2008年01月27日

短編「図書館の神様」瀬尾まいこ


清は、名前の通り「きよく、正しく」をモットーに生きていた。

バレー少女だった彼女は才能に溢れ、高校卒業後もバレーを続ける
人生設定をたてていたのだが「事件」をきっかけに、バレーを辞めた。

そして、4年の月日が流れて、海なし県から海の見える高校に教師と
してやってきた。

高校のバレー部の顧問になろうと考えていた清だったが、彼女が
任されたのは「文芸部」だった。

清は、文芸部で一人活動する垣内君が中学校時代はサッカー部の
キャプテンであったことを知り、疑問を感じながら顧問を行う。

清の不倫の恋や、くったくのない弟拓実とのやりとりを描きつつ、
満たされない気持ちと、少しずつ「傷」から立ち直っていく過程を
描いた物語。


感想 
 
 理由もなく、走り出したくなることは確かにあります。

 「罪悪感」の感じ方や、その度合いは人それぞれですが、
 主人公たちのように不器用な人間って好きです。

 清が、垣内君によって「情熱」を取り戻していく過程がよい。

 漱石の「こころ」を引用しているのですが、これが物語の複線に
 なっています。

 160ページ程度と短く、読後感もよいです。
ラベル:高校生 小説 読書
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック