2008年01月17日

短編集「つめたいよるに」江国香織


江国さんのおすすめ短編集で、21作品を収録。SFものも含む。

〜作品紹介〜

「僕はジャングルに住みたい」

小学校の卒業を前にして、僕は不思議とものさびしい気持ちに
なったんだ。好きな野村さんとも、ちょっとなじめない大島先生
とも別れちゃうくらいなら僕はジャングルに野村さんと住みたい。

素直になれない少年の繊細な感情と、「寄せ書き」を通して
語られる言葉にできない思いが愛しい。


「桃子」

住職は、語る。19歳の修行僧と7歳の少女との恋を。

住職は、当時19歳だった修行僧天隆がなぜ呆けたようになって
しまったのか。

芥川作品をほうふつとさせる不思議な物語。


「鬼ばばあ」

こども達の間では、その養老院は敬遠されていた。

ボケてしまった人たちがいっぱいいて、子供たちをハンバーグに
しているとか、血を吸うとか怖いうわさがいっぱいあったからだ。

小学生の主人公は、ボールを取りにやってきた際に自分と似た
名前のおばあさんと友達になった。

少年は、そういったうわさが嘘であるとわかり、日に日に養老院に
通うことが多くなった。でも……。

短編集の中で最も長い16ページ。他の作品は4〜9ページ程度で
構成されていて、電車などでもさくっと読める短編集。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 08:18| Comment(1) | TrackBack(1) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 藍色 at 2010年09月27日 09:59
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つめたいよるに 江國香織
Excerpt: デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2010-09-27 09:42