2007年12月19日

爽快「坊っちゃん」夏目漱石


親譲りの無鉄砲な性格で、いつも損ばかりしている。

一本気で、痛快な好人物「坊っちゃん」が赴任先の
松山で、中学校の先生として奮闘する物語。

・「勧善懲悪」的なわかりやすい物語である。

  「正義」の坊っちゃんと、山嵐が、
  「非道」な赤シャツ、野だいこに
  鉄拳制裁を加え、成敗する。

  →坊っちゃんたちの持つ正義は、
   「くもの巣にかかっていた虫がかわいそうだと
    肩入れして助けてしまう」ような正義

  →赤シャツが、「こんな奴いるよなぁ」という
   典型的な卑怯な奴で、やっつけがいがある。 

  だからこそ、清清しい。


・下女、清の坊っちゃんへの献身

  坊っちゃんのことを何かと心配する清。
  坊っちゃんは、清の溺愛に感謝し、おみやげを
  買ったり、最終的にいっしょに暮らすことにする。


・漱石(坊っちゃん)自体は「松山」のことをほめていない 

  松山市と言えば、「坊っちゃん」の地として有名だが、
  作品中で、坊っちゃんは「松山」を不浄の地だと言って
  けなしている。稚気のすぎる学生たちによる、つまらない
  いたずらや、言動に対して心底うんざりしているようだ。

  実際、坊っちゃんは作中、「山嵐」とのみ喧嘩の末、
  仲良くなっただけだ。人に恵まれず、水になじまなかった。
  「住めば都」とならなかったのは、坊っちゃんの器が
  大きすぎるからか、坊っちゃんがこどもっぽすぎるからか?  
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の 世界の名作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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