2007年12月05日

児童書「きみはダックス先生がきらいか」灰谷健次郎 絵坪谷令子

子供のときに読んで、強く印象に残っていた作品。読んでみて、
名作だと再認識。イチオシです。約100ページで、さし絵もよい。

〜あらすじ〜
体重、身長、自分のあだな、くせ、そして好きな歌手……。

新任のあいさつでの、先生の自己紹介は、めちゃくちゃだった。
名前は、西園寺靖尊(さいおんじやすたか)と立派だ。
でも、名前と外見が全然あっていない。

頼りない感じのダックス先生に、子どもたちは不満気味。

家庭訪問時、大ちこくをしてしまい、親の評判もかんばしくない。
こんな先生で、平気だろうかと心配になる。

しかし、ダックス先生はそんなのどこ吹く風で、目標として、
「いのこりは自由」、「道草をしましょう」をかかげる。
そして、そう考える理由をしっかりと説明する。

子どもからてんぷらをもらって、おいしそうに食べたり、
勝手にみそしるを作る授業をしたり、ダックス先生の暴走は
止まりません。しかし、そのへんてこな言動の裏には、
ダックス先生なりの意図(いと)があります。そして、
子どものことを見ていないようで、よーく見ているのです。

簡単なことを難しく言うよりも、難しいことを簡単に言う方が
ずっと大変ですし、ずっとずっと価値があります。
本当は、ダックス先生はすごく頭がよくて、子ども想いなのです。
かた破りで、童心なダックス先生の持つ人間的な魅力。
きっと読んだ後、あなたはダックス先生を好きになっています。
心が温かくなる一冊。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童書・絵本・はれぶた・バッテリー・詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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