幼児程度しかない。大学の実験では、ネズミのアルジャーノン
との迷路の勝負にチャーリーは勝てない。
ある日、教授がチャーリーに頭をよくする実験をしないかと
提案する。チャーリーは、これを快諾する。
日記形式で書かれるこの作品は、初めにに読んで、面食らう
かもしれませんが、徐々に文体が整っていく手法なので、
気にせず読み続けて下さい。賢くなることで、チャーリーに
訪れる悲劇。読んだ後切なくて、号泣してしまう一冊。
副題は、「まごころを君に」。480ページ。おすすめの名作。
「心の鏡」という同著に、「アルジャーノンに花束を」の中篇が
収録されていて、そちらは70ページにまとめられているので、
さくっと読めます。
ダニエル・キイス作品紹介
「五番目のサリー」、「ビリー・ミリガン」シリーズなどの
「多重人格」ものを発表。好評を得るが、かなり難解な作品
であることを付け加えておきます。