2020年06月25日

小説『神様ゲーム』麻耶雄嵩

自称神様鈴木君により真実は浮き彫りに。
新感覚ミステリー。

連続猫殺害事件が発生し、少年探偵団の僕は
メンバー計5人と共に秘密基地で推理に花を咲かす。
そんな僕は引っ越してきた鈴木君と話すようになる。
自分は神様と言い出し、何でも知っていると豪語する
鈴木君は猫殺しの犯人も知っているらしく、
具体的な名前を口にする。

自分の両親は違う人、誕生日も違う、
そして発生した殺人事件の犯人も知っている。
それは推理ではなく、真実であると断言する鈴木君。
自称神様は世界中どこにでもいっぱいあふれているが
この物語の中の神様はどうもホンモノのようで…。

「真実」に近づいていくこと、本当のことを知ったり
隠されていた秘密が暴かれていくのは必ずしも幸せに
直結しない。理不尽で無慈悲な物語に、
やるせない気持ちになるイヤミス要素が強い。
しかし構成力や伏線の張り方は見事で読みやすい。
鈴木君に天誅をお願いする僕の正義感は
どんな結末を迎えるのか。講談社文庫 約200ページ
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 09:01| Comment(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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