2020年03月19日

小説『手のひらの京』綿矢りさ

京都に住む姉綾香、次女羽依の恋愛と三女凜の上京をめぐる
いとしい日々を四季折々の行事を交え描いた物語。

「家事を定年する」と宣言した母によって、基本的に
食事の用意は自分たちですることになった。

司書として働き恋愛経験もあるが凪のような生活を送る。
三十路を迎え、周囲が結婚していき、
流石におっとりしていた長女綾香も焦りを感じ始める。
次女の紹介によって前向きに交際をはじめる。

気が強く、モテ女として君臨し京都の伝統芸能いけず
(わざと聞こえる場所で対象者に悪口を言うなど
悪質な行為を働く京女の陰湿さが如実に現れた振る舞い、
1クラスに1人か2人はいるとされている。
きっと吉岡里帆とかもいけずされてきたのだろう)
に遭うことの多い次女羽依、恋のトラブルに巻き込まれる。

大学院に通い、バイオの研究に励む理系女子凜は
密かに上京をめざし、学業に励んでいた。
しかし、京都で生まれ育ち、京都に安住した両親は
これに大反対。波乱の幕開けである。

歴史も文化もあるが、数百年前と同じ空気、
時間が流れているとよくも悪くも言われる京都を舞台に、
三姉妹の見つめる未来とは?新潮文庫
ラベル:小説 綿矢りさ
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:38| Comment(0) | おすすめの長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント