2018年01月06日

小説『憤死』綿矢りさ

「トイレの懺悔室」
小学生の時、ちょっかいを出してくるおっさん(親父)がいた。
ともだち4人で遊んでいると、訳知り顔で説教を垂れる。
どこにでもいがちな少々やっかいな親父だ。
そんなエピソードは誰もが経験するものだろう。

ある日、おっさんが洗礼なるものをすると宣言した。
トイレで今までにした罪を告白しろと言うのだ。
少年たちは成長し、久しぶりに故郷に帰ってきたおれは
親父のことを思い出す。ともだちの一人であるゆうすけは
親父の近況をよく知っているようで…。
少年時代の回想からはじまる物語は新境地的作品に。

「憤死」
小中学校の同級生が自殺未遂したというので興味本位で
見舞いに行くことにした。という書き出しからはじまる物語。
お金持ちの彼女は気前がいいが、お金持ちの子だからか
わがままで友達が少ない。
私と彼女は教室でのカーストが底辺同士上辺ではともだち。
でもいっしょのときは彼女はお姫様のようにふるまう。
ある日、彼女の怒り狂うさまに目の当たりにする事件があって…。

「人生ゲーム」
人生ゲームに興じていたら、ともだちの兄の友達と思しき青年に会った。
人生ゲームに落書きをしていき、本当に困ったときは相談に来い。
というセリフを残し、去っていった。
すっかりそんなことを忘れ、大人になった俺だったが…。

河出文庫
ラベル:綿矢りさ
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 15:20| Comment(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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