2017年08月08日

小説『賢者の贈り物』石持浅海

提示された謎をはらんだ問題から最適解をめざす
おすすめ知的パズル的短編集。
人が死なない極上ミステリー。
作者からのとっておきの10個のプレゼント。
PHP文芸文庫

伝統的にカンニングを推奨しているかのような
不思議な校風を持つ高校。カンニングの用意
(テスト範囲の要点をコンパクトにまとめる作業)
自体が既に勉強につながっているからか。
カンニングペーパーにオブラートを使うことを
思いついたが、思わぬ形で手紙を受け取り、
読まずに飲み込んでしまい…。「可食性手紙」

ワインにはまり、多額の出費を繰り返す後輩を心配した
磯風は元上司と共に一計を案じる。頭から否定しても
かえって意固地になる。奇策を思いついた二人だったが…
「経文を書く」

失恋をしたことからやけ食いに走るわたし。
彼のいる漫画研究会から足は遠のき、体重は増える一方。
そんな私を心配する磯風はなぜか居酒屋に私を誘う。
「最後のひと目盛り」

自分の所有する会社の株がやばいかもしれない。
そんな情報を入手した僕は早々に売り抜けることにした。
しかし自分はいいとして、同期で気心の知れた村田も
僕以上に大量の株を所有している。教えてやりたいが
ボリビア(時差12時間)にいてすぐ連絡が取れない。
奔走する僕だったが…「気に登る」
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 08:44| Comment(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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