2017年05月10日

小説『見えない復讐』石持浅海

田島、坂元、中西の学生三人はある目的から
ベンチャー企業を立ち上げた。東京産業大学院生
(口の悪い者は倒産大と呼ぶ、さいたま市にある)
の彼らは卒業生でありエンジェル投資家小池を頼る。
強い熱意と情熱を見せる田島であったが、
小池は彼のゲーム企画を断ることにした。
母校を訪れた小池は田島たちの不思議な行動を目撃。
「謎の行動」という疑問から「答え」を導き出した
小池はスポンサーを表明。小池の裏の目的とは?

某大学ではかねてから自殺者が後を絶たない。
しかし大学当局は具体的な措置、
対策を講じないまま、いたずらに時が流れていた。
大切な人物を自殺という形で失った主要人物の4人。
その胸に去来する想いはタイトルが示す通り
見えない復讐である。

法人である大学をなくすことが最終目標。
実行するには莫大な資金が必要と結論付けた学生たち。
そのための起業。資金集めである。資金を持たない
彼らにできる大学当局へのテロとは嫌がらせレベル。
しかし秘められた悪意は確実に大学にダメージを与える。
田島、小池は本心を隠した二人の天才は
頭脳を駆使し、提示された謎の真相、核心に迫っていく。
暗喩、明示される事象を読み解く楽しさに
興奮が止まらない極上ミステリー。角川文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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