2017年02月18日

小説『解』堂場瞬一

1989年。
政治家、小説家になるという夢を掲げる
大江波流、鷹西仁はそれぞれ
大蔵省、新聞記者の道を歩き出した。
時は流れて2011年。彼らは夢を叶えていた。
お互いの活躍をメディアを通じ、会話し称え合う二人。
しかし、大江には親友鷹西にも妻にも言えない秘密が…。

代議士の息子である大江は総理大臣になるのが夢。
鷹西は小説家になろうと賞に応募し最終選考に残るレベル。
夢を叶える下地としてそれぞれ卒業後の進路を決めた二人は
それぞれの道を歩き始めた。
鷹西は静岡県に赴任したが大きな事件も起こらない土地柄と
いうこともあり、物足りない日々を送っていた。
一方、忙しい日々を送っていた大江だったが、父が急逝。
困惑する大江に「弔い合戦」ならぬ選挙への打診をされる。
政治家としては貴重な清貧であった父は財を残すどころか
多くの借金を抱えていた。金がらみのしがらみに捕らわれたくない
大江はこれを断った。政治家になったあとも金が理由で
首に鈴をつけられるようなことを嫌った大江は
潤沢な資金を得るために起業することにした。
アメリカへの留学経験からITが日本を席巻することを予想した
大江にはまとまった金が必要であった。かくして事件が起こった。
新聞記者鷹西にとってはじめての大きな事件であった。
しかしそんな鷹西をあざ笑うかのように異動が決まる。

大震災、悲惨な事件などと共に年を重ね、着実に階段を歩む
二人であったが…。タイトルが示す「解」とは?集英社文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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