2016年10月19日

小説『なかよし小鳩組』荻原浩

頼みの綱だった取引先の社長が捕まり、いよいよ
倒産も秒読みかと思われた広告会社に大きな仕事が舞い込む。
これで危機を免れたと喜ぶ社長。紹介相手が評判の悪いあいつ、
しかもなんでこんな零細企業に依頼するのかといぶかしむ杉山。
杉山の不安は的中。小鳩組は暴対法によりイメージアップはかる
ヤクザ集団だった。我々のイメージは悪い。どうにかしろ。

強面に脅されながら、あやしげな仕事ばかりのこの連中の報酬により
倒産こそしないで済んだが、戦々恐々としながら仕事をするはめに。
変に肝が据わった同僚の村崎、猪熊は淡々としているが自分は違う。
職場に乱入し、我が物顔をする万年ヒラ構成員河田にイラつく杉山。
そんな彼の唯一のしあわせは別居中の元気印娘早苗の存在。
束の間、嫌なことを忘れる杉山であったが小鳩組の頭脳役である
鷺沢の策略により大ピンチが訪れる。
こどもの一挙一動に左右されてしまう大の大人たちは
親のメンツなのか意地なのか走り出すことに。
愉快痛快なユーモア小説。満足の一冊。集英社文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑える・楽しい・爆笑できる本・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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