2016年02月13日

小説『天地明察』冲方丁

改暦という大事業に立ち向かう者たちの苦難の日々と
あるべき生き方を描いた傑作長編小説。

江戸幕府の碁指南役を務める渋川春海が心血を注ぐのは算術(数学)。
慣れない二本差し(刀)をしながら、彼が出会ったのは
数学の天才関孝和と妙に気になる女性えんだった。
出題される難問をいともたやすく解いてしまう「かいとうさん」は
春海と同い年ということもあり、ライバル心を燃やすのだが…。

若さゆえの過ちか。挫折や誤謬を知る春海だったが彼に与えられたのは
星を読むというおよそ人に不可能かと思われる大事業であった。
気持ちの良い人たちとの出会い。そして託された想い。
既得権益や朝廷の意向も加わり、いばらの道を歩くことになった春海を
照らすのは星の輝きか。天からの後光か。
明察(正解)にたどり着くための解答求めて道を突き進め。

角川書店 
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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