2015年07月11日

小説【傍聞き かたえぎき】長岡弘樹

【迷走】

救急車が患者を乗せて走る。しかし、なぜか病院への
搬送を避けるかのような指示が飛ぶ。緊迫の車内。
患者は救急隊員たちと知り合いであった。
そして、電話先の相手医者とも。
客観的に恨まれて当然の相手という特段の事情があった。

【傍聞き】

なぜ心を通わせることができないのか。
女性刑事は娘の行動に悩んでいた。
どんなにがんばっても理解されない。
そんな仕事もあるかもしれない。
だからと言って手は抜けないじゃない。
主人公が娘の意図に気付くとき爽やかな風が吹く。

【899】

想いを寄せる女性の自宅が火事になった。
屋内には赤ん坊が取り残されているという。
煙が充満する屋内に救出に向かう男たち。
だが赤ん坊は見つからない。
焦る主人公だったが、悼みを抱える同僚が
赤ん坊を助けだし事なきを得た。だがしかし…

【迷い箱】

捨てようか迷ったら一旦この迷い箱に入れればいい。
受刑者たちを見守る結子は、過失によって子供を
殺してしまった碓井が自殺しないか危惧していた。
双葉文庫。珠玉の短編集。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:22| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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