2015年03月08日

小説『格闘する者にまる』三浦しをん

続けてきたことは漫画を読むことだけ。

毎日気楽に生きてきた女子大生可南子であったが

遂に就職戦線が訪れた。氷河期まっただ中。

つぶしの利かない文学部の可南子の志望は

毎日漫画を読めそうな出版業界だ。

マンガに対するうんちく、知識は並じゃない。

熱意もある。

でも人気が高く志望者も多い出版業界は狭き門。

態度の悪い面接官にイラつかされ、しかも

結果は連戦連敗。内定が遠い…。


気が合うだけあってどこか呑気な友だち、

家庭をかえりみない政治家の父親、義理の母、

優秀な弟。派生する父の後継者問題。

姉と弟どちらかを後継者にとしゃしゃり出てくる親族。

えらく年の離れた脚フェチ書道家との不思議な恋。


想像した以上に騒がしい毎日と青春が彼女を待っていた。

可南子はこれらと格闘しながら何かを思い、

何を感じ、何を得て、何を失うのか?


デビュー作にして才能を魅せつける。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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