2014年10月25日

小説『塩の街』有川浩

世界が悲しみと混沌に包まれたとき

そこに確実にあったのは愛ではなく恋でした。


世界に飛来した巨大な塩によって壊滅的な被害を受け

人々の身体からは塩が吹き出し原因不明のまま死に至る。

絶望的な状況の中、本性を現し暴徒化した人々。

そして、塩害によってもたらされた莫大な被害は

人々の生活を圧迫し、明日への希望さえも奪っていく。

そんな中、絶対出会うはずのなかったはずの

陸自のパイロット乗り秋庭と女子高生真奈が出会い、

見えない絆で結ばれていき、恋におちていく。

世界の片隅でひっそりと生きる道もあった。

しかし、なぜかいろいろな想いを抱いた人が

彼らの前に現れ、そして消えていった…。

「世界とか、救ってみたくない?」

やってきた男の言葉は天使のささやきかそれとも

悪魔のそれか…。

そして運命の扉は開いてしまった。


あまりにもピュアすぎる有川浩のデビュー作にして

あまりにもすごすぎる名著。

やはりモノが違うなと唸らされる。

世界が変わることを是とするか非とするかではなく

どうありたいかを問いかけ魂に呼びかける作品。泣ける。


角川文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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