2008年11月25日

『佐賀のがばいばあちゃん』島田洋七


世知辛い世の中だからこそ、人のやさしさや助け合いや、

知恵や、笑顔やたくましさが試されるチャンスなのだと思います。


昭和33年、広島と母と二人で住んでいた徳永昭広少年ことオレは

やむを得ない事情から、電車に乗せられ佐賀のがばい(すごい)

おばあちゃんとの二人暮らしをはじめます。七人の子供を、

掃除婦をしながら、たくましく育てあげたおばあちゃんは、

「おばあちゃんの知恵袋」的存在であり、たくさんの生きるヒントを

持っている人でした。明るい貧乏であれ!と語るおばあちゃんは、

磁石で鉄くずを集め、川から流れてくる「恵み」をそつなく回収し、

ケチと言うよりも倹約精神にあふれた、時に切符のよい人でした。


そんなあばあちゃんと、佐賀で出会ったやさしい人たちとの

中学までの青春時代をつづった物語。

物語に登場する同級生や先生とのエピソードがまたいい話ばかりで、

なんか世知辛い世の中だからこそ、余計に人におすすめしたくなる

エッセイです。190ページですが、ページ数より軽く読めます。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめのエッセイ・私小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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