2008年09月26日

小説「奪取」真保裕一

借金返済のために「偽札作り」に手を出した軽犯罪者の青年たちの

長きに亘るヤクザとの戦いを描いたサスペンス。上下巻で950ページ。

日本推理協会賞と山本周五郎賞をダブル受賞した、涙あり感動ありの

物語。最後に大金を掴むのは誰だ?



悪友雅人が、ヤクザの街金に騙されて、膨らんだ借金は1000万円。

雅人とともに、ヤクの運び屋に仕立てられそうなピンチを乗り切る

ために「偽札作り」を思いつく。

自動販売機や、駐車場において軽犯罪を行い小銭を稼いでいた

主人公の道郎は、雅人と協力してキャッシュディスペンサーの

裏をつく。「人の目には偽札だと一目瞭然でも、機械を騙せばいい」

という独自のアイディアで、人生の危機をどうにか乗り切れそう

だと目星がついたのだが……。

道郎は、「本物の偽札づくり」をめざしてチームを作り、

どうせなら金の取り扱いのプロである銀行員を騙したいという

ロマン?溢れる夢を追い求めるようになる。

「偽札作りは割に合わない」という世間の言葉通りに、苦労を

重ねる道郎たちの長きに亘る戦いがはじまる。



(光は)七つの虹の色からできてる。

相手、小道具、時間、場所、手順、仲間、そして、自分。

その七つの要素の重なり具合を見分けられるやつだけが、

成功を握るんだ。

何かひとつかけても、光は満足にガラスの中を通り抜けやしねえ。

〜本文より抜粋〜
ラベル:読書 小説
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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