2008年07月21日

小説「永遠の出口」森絵都




永遠の、限りないものに憧れる。

でも、限りあるものほど、いとおしく思える。(本文より)


主人公私の生きた70〜80年代の激動の9歳〜18歳の出来事を描いた

傑作小説。330ページ。第一回本屋大賞4位を獲得。

かなりおもしろかったので、すごくおすすめ。読後感もよい。



9歳の私は、「永遠に〜できない」という言葉に対して言い知れぬ

不安を感じる。そのことに感づいた姉は、私に執拗に攻撃を加えて

くる。そんな私だったが、誕生会で起こった事件によって……。



11歳の私は、クラス内において「恐怖政治」を断行するサド教師に

よって、すっきりしない毎日をすごしていた。教室内に立ち込めた

諦観とぎすぎすした空気。そして遂に、事件が勃発した。



13歳の私は、当時問題になっていた荒れる中学生の風潮に過剰反応

した学校側の厳しい生活指導や、厳しい母の教育方針に対して

もやもやした気持ちを抱いていた。家に帰った私は、ビンだらけの

室内に入り、それがどうやら両親が勝手に作っていたワインのせい

だと知り、一気に非行に走るのだった。



16歳になった私は、バイトをはじめた。ドジをしても笑って許され、

雰囲気もよく、仲のよい居心地のよいバイト先に満足していた

私だったが、用があって一週間ぶりにやってきたバイト先は

様変わりしていた。



18歳になった私は、失恋のショックをひきずりながら、進路のことを

真剣に考えられないでいた。同じように、あぶれていた「仲間」と

ともに、「今が楽しければいい」をモットーに楽しんでいたのだが、

ある日、どうせなら星の研究をして、星空案内人をしてみないかと

持ちかけられて、やってみることにした。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑える・楽しい・爆笑できる本・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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