2008年06月17日

「ひとりでは生きられないのも芸のうち」内田樹




一人では生きられないことは、恥ずかしいことではない。

自分一人で、なんでもできて、誰にも依存していない

又そう思いこんでいる者は、自立しているのではなくて、

孤立しているのである。よって、一人では生きられないのは

重要な能力ではなく、いわば才能である。




著者は、東大卒、都立大中退、現在女子大で教鞭をとるエリート。

しかし、その発想は自由で、案外常識的でまとも。

いっそ、学生からもいろいろ学ぼうという柔軟性もある。

そんな著者が、当たり前すぎて(当たり前じゃなさすぎて)

今まで語られなかった諸問題を言及。270ページ。


本書は、ブログで掲載された作品を


「非婚・少子化」「働くこと」「メディアの語り口」

「グローバル時代のひずみ」「共同体の作法」「死と愛」などを考察


基本的にまじめな内容を語るが、

「どうやったら男を篭絡できるか(おとせるか)」、

「なぜ女性は、CanCam的めちゃモテファッションをするのか」

「健康志向人間のストレスに伴う不健康の考察」

など、ユーモア(ブラックも含む)溢れる内容や、

「若者はなぜ3年で辞めるのか」、「非正規雇用について」

「自分のために働いてはいけない」など、

20代、30代が直面する仕事問題も提示。


そして、内田樹は説く。

ある程度の社会組織であれば、5人に1人のまともな大人がいれば

どうにかその社会は周るはずだ。あわよくば、その一人になってと。


内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/
ラベル:読書 エッセイ
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめのエッセイ・私小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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