2019年03月30日

エッセイ『焼きそばうえだ』さくらももこ

さくらももこと長尾さんはくだらないバカ話を
楽しんでいた。
仲間をつのろうとTBSの植田さんや小
学館社員の江上さん、山崎君を集めた。
こうして男子の会のメンバーが発足した。
名前の由来は小学生男子レベルのバカ話をし
大いに笑い、楽しもうというものだ。
この計画は当たり、メンバーはこの会を
定期的に開き、有意義なムダな時間をすごす。

長尾さんはバリのリゾート開発の仕事をしていた。
このバリに植田さんが焼きそば屋を開いたら
おもしろいのではないか?という話になった。
植田さんはドラえもんのような万博のような
味のあるいじられキャラ。
いたら特に役に立つわけでもないが
いないとやたらと気になるおかしな存在。

きっとバブル期に買った高級マンションの返済に
追われ、汲々としているに違いない。
TBSの出世の見込みもなく何があるかわからない。
(作品連載中に買収話もあったよ)
神奈川から職場の赤坂への移動は大変だろうし、
妻にも子にもなつかれず、いざという時役に立たない…
これはもう、バリで「焼きそば うえだ」を
始めるしかない。ということになった。

さくら先生が定期的に行うおもしろパーティーよりも
よほど焼きそばうえだの方が安くすみ、かつおもしろい。
この話はどんどん進み、看板もさくら先生が書くことに。
この変な情熱は現地の親切すぎる金持ちローランさんの
心を動かし、本当に開店することに。
友情とは名ばかりの単なるヒマつぶしのような
気もしないでもないが、営業開始。
しかしやってきた最初の客は最底辺の客だった!
明日はどっちだ?日常に疲れた人におすすめに一冊。
小学館文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 17:25| Comment(0) | おすすめのエッセイ・私小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする