2016年07月16日

小説『ハッピーエンドにさよならを』歌野晶午

挑戦的なタイトルが示す通り、無慈悲な話が次々と展開される。
一流の小説的技巧が光る内容。
努力が必ずしも報われない悲しい結末。
殺人事件が起こり、もし真相にたどりつけても
そこには決して素直に喜べない「裏」の顔が待っている。
切り離したはずの男はしつこく喰らいついてきて、
平穏な生活に影を落とす。
禁忌を犯し、あの部屋に入ってしまった私は…。
掲げた高い目標、「夢」はいつしか「悪夢」に変わり…。
内容は非常に優れていて、一気に楽しめた。
アイディアを惜しげもなく詰め込んだ短編集。角川文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする