2016年06月25日

小説『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信

誰もが羨む華やかな生活を送るお嬢様による読書サークル
「バベルの会」。しかし、そこに集うお嬢様、彼女たちに
関わる者たちには、みなそれぞれ邪悪な秘密があった。

至らない兄を持つ彼女ことご令嬢は次期当主という期待から
常に抑圧を受け、自分の好きなミステリーを隠れて読む。

豪邸にやってきた彼女に与えられた仕事は北の館に住む
長男を監視、世話することだった。

山荘を管理する彼女はこのすばらしい山荘を自慢したくて
たまらない。

自分のために徹してくれる召使いの存在が彼女に与えたのは
絶望かそれとも希望だったのか。

絶品の料理を出してくれるが、その代償は計り知れない。
日記につづられた想いとは。

5つの事件によるブラックユーモアあふれる暗黒ミステリー。
グロテスクだが甘美。
優雅さと華やかさの裏に隠された狂気な真実。
生きることはまさにきれいごとだけではないサバイバル。
新潮文庫 
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする