2016年03月26日

小説『おしまいのデート』瀬尾まいこ

【おしまいのデート】
両親が離婚し、月に一度父と会っていた彗子だったが
父が再婚するということで会うのも気まずいなぁ。
そんな話を祖父にしたら、じゃあ代わりにワシとデート
しようと言い出した。ひょうひょうとした祖父は
彗子とのデートにいつも遅れてくるしいい加減なことばかり。
母も再婚をすることになり、新しい家族を得た彗子に
祖父は今度のデートが最後だと言い出す。

【ランクアップ丼】
なんちゃって不良だった高校生三好は、なぜか毎月一回
上じいと共に玉子丼を食べる関係だ。上じいは高校の教師で
担任でもないし、そんなに接点もないのに。
ささくれだった心を上じいと食がほぐしてくれたのか
この交流は三好が勤め人になってからも続いている。
終わるはずだったこの交流は今度は三好が上じいに飯を
おごることで続いているのだ。さわやかで切ない心に残る傑作。

【ファーストラブ】
なぜか接点のない同級生の同性からデートに誘われた俺は
多くの疑問を持ちながら待ち合わせ場所にやってきた。
相手の真意はわからないが、こいつこんな奴だったんだ。

などを描いた5作の短編集。リズミよく心地よく読める。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめの短編・短編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする