2015年07月05日

小説【銀行仕置人】池井戸潤

500億円融資が焦げ付き、その責任を押しつけられ
黒部に銀行員としての出世の道は閉ざされた。
人事部付の新しい職場は座敷牢と揶揄される左遷先。
最速でエリートコースをたどっていたのに、
詰腹を切らされた形の彼は下っ端にもなめられ
苦汁の日々を送る羽目に。
人事部長によって彼に与えられたのは、
銀行員たち身内が行っている不正を暴くことだった。
行く先々で犯罪者どもが登場し、かつての出世頭を罵る。
しかし、黒部は数少ない味方と共に身内の恥をあばき
迷惑をかけた関係者たちに頭を下げてまわる。
彼の熱意は人の心を動かし、
自分を罠にはめてご満悦な奴らに肉薄していく。
だがその行為はある者にとっては自分の破滅となるので
妨害工作を受けることもしばしば。
エリートでありながらやたら打たれ強い黒部は
銀行員としての矜持を胸に困難に立ち向かっていく。
ハードボイルド路線。「花咲舞が黙ってない」原作。
でも花咲舞は出てこない。双葉文庫。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする