2015年03月10日

小説『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

成瀬将虎は元私立探偵の「何でも屋」。

彼は霊感商法が疑われる集団の調査を

久高愛子から依頼された。

一見頼りないが、フィットネスクラブに通い

脱いだらすごいを自称する将虎は

電車で飛び込み自殺をしようとしていた女性を救出。

助けられた麻宮さくらは彼に好意を寄せるようになり

二人は恋に落ち、運命を感じるようになるのだが…。


見え隠れする「蓬楽倶楽部」と名乗る詐欺集団。

彼らは被害者に悪の片棒をかつがせ加害者とすることで

より莫大で違法な金の搾取を行っていた。

不気味で血なまぐさい過去の事件と

現代にまたがる謎と秘密。


枯れることのない情熱と想いの美しさ。

無駄と思われた描写が実は作品の根幹を成す

絶対不可欠なものだったと知るとき

驚嘆されること請け合いの名作ミステリー。

読了後の感想としては、すばらしいの一言。

posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする