2014年12月06日

小説『太陽の村』朱川湊人

飛行機事故にあった巨漢のひきこもり坂木龍馬。
目が覚めたら、そこは不思議な村でした。
電気もない。ガスもない。水道もないが車はある。
ただし大八車だ。
謎の年号宝明年間にやってきた巨漢のデブは
海坊主と言われ、村人たちから奇異の目で見られる。

俺タイムスリップしちゃったみたいだ…。
なんとか現状を受け入れることにした坂木龍馬は
とりあえずお世話になっているお返しに
村の野良仕事のお手伝いをすることに。
自給自足の仕事のかたわらで少しずつこの村が抱える
問題に直面していく。

どうやらこの村は鎌倉・南北朝時代当たりの文明レベルで
幻術を用いるうさんくさい地頭親子に支配される村であり
彼らによって父親を殺された少年桃太郎は
変な師匠と共に修行に励んでいるらしい。

ひょんなことから物語の「走れメロス」を語った龍馬は
村人たちの感動を呼び、村中で彼は語り部として
俄然注目を集めるようになった。
そこには女性である浦からの熱い目線があった。
それは彼が産まれてこの方体験したことがない
うれしい出来事であった。

ありあまる文明によって堕落した現代人が
未開の地にやってきたことで本当の生きる意味を
見つけられるのか?

小学館文庫
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑える・楽しい・爆笑できる本・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする