2008年05月26日

小説「月のしずく」浅田次郎


「月のしずく」

ただただ毎日を地道に地味に、まさに
アリンコのように働いて生きてきた。
コンビナートの荷役(パッキン担ぎ)を
続けてきた男の前に、十五夜の晩、美女が
現われた。そうまるで、月の住人のような。


「銀色の雨」 おすすめ

不幸に負けずに努力を続けてきた勤労青年。
だが、ふとしたことがきっかけで、進むべき
レールからずれてしまった。年上の女性の
アパートに転がりこんだ彼は、その日暮らしの
生活を送っていたが、そんな彼の前にまるで
ピストルのような男が現われる。

彼は、実際に人を殺している組の厄介者であり、
主人公は彼の面倒をみることになる。

おっかながりながらも、主人公は次第に男に
あこがれに似た思いを抱くようになる。

たくさんの人の「やさしさ」に包まれて、
主人公は自らの進むべき道を模索する。


「ふくちゃんのジャック・ナイフ」 おすすめ

ふくちゃんには夢があった。ブラジルに渡り、
牧場主になるのだ。少年だった僕(主人公)に
だけそっと秘密を打ち明けるふくちゃん。

ふくちゃんには、恋人がいたが彼の心酔する
裕ちゃん(石原裕次郎、都知事の弟)は、
絶対恋人を連れて行ったりしないはずだ。
置いていくと、ふくちゃんは言い切る。


紆余曲折を経て、「あるぜんちな丸」に乗り込む
ふくちゃん、その時……。


など7つの短編を収録。約330ページ。
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2008年05月24日

「世界の片隅で愛をさけぶ」

京都府って、同じ意味の言葉の漢字が三つ続いているよなw

>>つまりガンキャノン砲ですね。わかります


あるブログの、チャット会話である。
先の言葉が発信されてから、42秒後に
繰り出された絶妙すぎる返答。

この法則に立つのであれば、

東京都<京都府 が成立。

世界の中心で、矢面に立つ人間もまぁ
すばらしいのだが、どうでもいいはずの
返答に対して、これだけの反応がある。

しかも、42秒って、ほとんど思考時間なく
これだけの返答ができる怪物がいる。

昔、「マジカル頭脳パワー」という番組で
番組のクイズを所さんが5秒とかで解いていて、

「天才」っていうのを、まざまざと見せ付けて
いたけれど、あれを思い出した。

自称天才は数いれど、本当の天才はどれ位
すごいのか?興味は尽きない。
ラベル:名言 日記
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2008年05月22日

「さりとてさん」

私が、まだTBS主催の徳川埋蔵金シリーズに騙されて
いたいつかの夏休みのことだ。

私の家は、鶏のメスつまりめんどりを飼っていた。
卵なんかをとったりして、食べたりもしていたが、
はっきり言って、コスト的にはどうかなと思う。
そして、鶏はヒヨコのときは「ピヨピヨ」泣いて
愛らしく、かわいいのだが、でかくなると異様に
警戒心が高く、ちっともかわいくないのである。

ちなみに、多くても5匹程度までの範囲での話だ。

さて、ある日当時仲のよかったKちゃんと、家に
落とし穴を掘っていた。
あわよくば徳川埋蔵金とか出ないかなぁとか、
変わったものが地中に埋まっていないかなぁとか、
ネコや鳥が落っこちたらおもしろいぞとか、
いや、ここに土地があるから掘るのだとか、
こどもの無邪気さで真剣に穴を掘りまくっていた。

いやぁ、こどもって穴を無性に掘りたくなるよね。
ね?なるよね?→必死

さて、生来の飽きっぽさで、あっという間に穴を
掘るのに飽きた私は、まだ穴を掘っているKちゃんに
「休憩」と告げ、鶏小屋の前に仁王立ちした。
脅える鶏たち。
ニワトリから見たら、私はものすごく大きく見えること
だろう。私は、ニワトリ小屋を開け、卵を取り出した。

その卵は、母や父に取られることなく、ずっと放置
されていた。色もきっちゃないし、なんかちょっと臭う
そんなすてきな代物だった。

私は、なんとなくこの卵を割ってみたくなった。

Kちゃんと相談し、卵を地面の上に置き、少し離れた
所から、二人で石を投げて、この卵を割ってみようと
いうことになった。不思議なワクワク感があった。
その卵には、何かを期待させるものがあった。

石を集めてきて、玉子に向かって「えいっ、えいっ」と
石を投げるアホな管理人と、後に六大学に入ったKちゃん。

暑苦しく、燦燦と輝く太陽によって、余計にイライラ
していた私たちは、汗かき、髪振り回し、卵に一石を
投じ続けたのだ。なぜ、夏はこんなにムダに暑いのだ?

「えい」
「えい」

そしてその時歴史が動いた。

どちらが投げた石かは、記憶にない。
とにかく、石が命中した。

「ボンっ」

突如破裂音がして、ビビる二人。

ぷ〜〜〜ん。

よくマンガなんかで、臭いものが発生すると、
こういった擬音が用いられているが、
まさにそんな感じだった。

「くさ……」
「クサっ……」

Kちゃんと私は、突如巻き起こった悪臭に驚愕した。

後にわかったことだが、その臭いは硫黄のような
ものであった。

二人は、無言の内に卵を穴に埋めた。
ホント、異臭騒ぎにならなくてよかった。


最近、Kちゃんと再会した私は二人で語りあった。

「どんなにおいだったけ」
「ちょうど、卵が腐ったような臭いだった」


落語「ちりとてちん」を知っていると、より
楽しめます。


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ラベル:コラム 日記
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2008年05月19日

小説「I’m Sorry, Mama.」桐野夏生


私は、女の顔をした悪魔を一人知っているのです。
その女のしたことを考えるだけで、ぞっとします。
彼女の本当の名前が何というのか、今現在、
何という名前を名乗っているのかは知りませんけど、
もちろん彼女はまだ生存していて、人を騙し続けて
います。そして、へいぜんと人を殺し続けています。

彼女は正真正銘の大嘘つきです。泥棒です。放火魔です。
詐欺師です。そして、世にも怖ろしいことに人殺しです。

彼女の手口はとても巧妙で、証拠を残すことは一切ありません。
彼女は金欲しさからいとも簡単に人を殺し、
闇から闇へと消えて行くのです。彼女は顔のない悪魔です。
どこにでもいる中年女。でも、その心は真っ黒です。
(本文より)

今まで読んだどの小説の登場人物よりも、「不幸」な
ヒロインアイ子は、親の愛を知らないモンスター。

物語は凄惨を極め、登場人物の大半が悪しき心を
持っている。アイ子は、その恵まれた体躯と欠如した
倫理観によって、次々と犯行を繰り返す。
そして、唯一の心の拠り所である「母の形見」と
信じる白い靴に話しかけるのだ。

ホラーには、大きく分けて2つの種類がある。
「現実味のあるホラー」と「非現実的なホラー」だ。

この物語は、前者に分類されるホラーであり、
ミステリー要素も備えている。犯人は、アイ子と
はっきりわかっているので、読者はアイ子の逃亡劇の
展開に集中できるという利点がある。かなりハードな
内容であるが、その凝縮された内容や後半の
ラストのうまさなどは流石だなと思う。
240ページ(ハードカバーの方が)

おすすめ同著として、「OUT」、「柔らかな頬」、
「魂萌え」などがある。

「柔らかな頬」、「魂萌え たまもえ」の紹介はこちら。
http://book0001.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=%8B%CB%96%EC%89%C4%90%B6&vs=http%3A%2F%2Fbook0001.seesaa.net%2F&fr=sb-sesa&ei=Shift_JIS
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2008年05月17日

「参加することに異議がある」

オリンピックは、参加することに意義があるらしい。
ふむ、一理ある。だが、百理ない。

それはわかっていても、たとえば参加するすべての
選手には最高のパフォーマンスを期待するし、
やはり中でも日本人が活躍すればその興奮の度合いは
高まる。そこは譲れない。個人的には、日本人以外だと、
エレーナ・イシンバエワ(棒高跳び世界記録保持者)が
好きなので、彼女のことを勝手に応援することにする。
身長と体重と年齢がほぼ同じなので、余計に肩入れする。

「エレーナ・イシンバエワ」?って方はコチラを観て下さい。
http://mainichi.jp/enta/sports/graph/spodol/013/

ニッポニア・ニッポン チャチャチャ……


しかし、オリンピックにおけるルール改正ほど、
ふざけた話しはない。短距離走の、反応基準や
1レースでの2回目以降のフライング全選手失格
措置など、ちょっと厳しすぎ。まぁ、それでも
冬季オリンピックのスキージャンプにおける
板の長さ改定などを見ていると、なんだかんだ
言っても、白人は根っこから腐っているなぁと
思わずにはいられない。あれは、日本の持つ
「恥の文化」を持たない「罪の文化」の汚点だ。


「飛ぶ鳥を落とす勢い」という慣用句があるが、
中国の空気の汚染はひどいらしいので、
本当に鳥が落ちてこないか心配だ。

現在世界トップクラスのマラソン選手が、
オリンピックの出場を辞退して話題になったが、
本当に身の危険を感じたら日本選手もそれこそ
レースを棄権してもいいと思う。
メダルなんかより、選手の命の方が大切だ。
少なくとも日本ではそうあるべきだ。


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「セイジ」「肉欲企画。」「伝説のきりかぶ」「多重人格」。
押してくださると、私がしあわせな気持ちになります。
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2008年05月16日

「おれはかまきり」「てれるぜ」かまきりりゅうじ

「おれはかまきり」
          おう なつだぜ
   おれは げんきだぜ
   あまり ちかよるな
   おれの こころも かまも
   どきどきするほど
   ひかってるぜ
   おう あついぜ
   おれは がんばるぜ
   もえる ひをあびて
   かまを ふりかざす すがた
   わくわくするほど
   きまってるぜ




   「てれるぜ」
         
    もちろん おれは
    のはらの たいしょうだぜ
    そうとも おれは
    くさむらの えいゆうだぜ
    しかしな
    おれだって
    あまったれたいときも
    あるんだぜ
    そんなときはなあ
    おんぶしてほしそうな
    かっこになっちまってなあ
    ・・・・・・・・
    てれるぜ
ラベル:
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2008年05月14日

「ズッコケ三人組と死神人形」なすまさもと 高橋信也


雪山のロッジにやってきたズッコケ三人組。

女子大生のお姉さんたちと仲良くなって楽しく
すごせそうだったのに、不気味な「死神人形」の
登場によって、きょうふの体験をするはめに。

シリーズ第34弾は、連続殺人事件の雪山ミステリー。


クリスマス・イヴにハカセのおじさんのロッジに
やってきた三人組は、スキーやパーティーを行い、
楽しい時間をすごしていた……。しかし、不気味な
「死神人形」が登場してから、次々と殺人が……。

神経がか細いモーちゃんはおびえ、
無神経なハカセは事件の解明に乗り出し、
ハチベエは「なぞはすべて解けた」と
どこかで聞いたようなセリフをはく。

死のメタファー(象徴 しょうちょう)である死神を
登場させることで、物語はピリリと締まった感がある。

ルビ・さし絵つき。読書初心者におすすめ。
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2008年05月12日

「苛政猛虎」

悪政は、猛り狂った虎よりも怖い。それは、ミャンマー政権を
見ているとわかることだ。災害に遭った人々のために、救援物資を
届けたり、救援活動をしようという方々がいるのに、これを拒否。

ウイルスよりも性質の悪い、人の形をした悪魔がいるという事実。

これは、間違いなく「消極的な殺人」である。国家の見殺し。
愚かな選択によって、第2、第3の悲劇が生まれるだろう。
だからと言って、私が何をするわけでも、何かをして
あげられるわけでもないけど。

虎がいるとわかっていても、悪政がはびこっている街からは出よう。
そんな故人たちの思いが、「苛政猛虎」には込められている。
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2008年05月10日

小説「インストール」綿矢りさ




私は、特別だ。特別なんだと信じたい。だけど、やっぱり
私はフツーの女子高生でしかなく、代わりばえしない存在。
一生懸命働いても、まともにアルバイトすれば700〜800円
しかもらえない存在でしかないんだ。

ある日、3年生の私は受験とか高校とか生活とか、もろもろの
ものを投げ出すことにした。とりあえず、私は家にあった
おじいちゃんとの思い出のパソコンやマンガ「バガボンド」や
机といった家にあるすべてのものをゴミ捨て場に運んだ。

そして、そこでカズヨシという小学生にあった。カズヨシは
私のパソコンを持っていった。

カズヨシには、若くて、少しずれたお母さんがいた。カズヨシの
実の母ではなく、不器用で、カズヨシは戸惑っていた。今考えたら、
カズヨシがあやしい世界に踏み込んでしまったのは、この人の
せいかもしれない。私はカズヨシと手を組んで、押入れの中で、
パソコンを介してのひともうけを企てる。私たちは、大人の世界を
垣間見る。さくっと読めちゃう125ページ。

「沈黙」をむりやり埋めてしまうくだりや、不恰好さを伴う不器用さ
に対する考察などがおもしろい。内容は、ちょっと官能的。



今日も俺は、プレゼントを与える。こうすることが、俺を彼・彼女に
つなぎとめる最大の方法であり、手段だ。なんだかんだ言っても、
プレゼントをすればみんなは、俺に対して悪感情を持たない。
そんな俺に、好きな人ができた。でも、彼女にはいわゆる値の張る
ようなものでなく、ちょっとしたものを贈りたい。心がこもった
ようなものを……。醒めた心に宿った、熱い心。35ページの短編。
「You Can Keep It」
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2008年05月09日

「使い回しと腐敗神話」

吉兆の料理の使い回しは、常態化・習慣化していたらしい。
レストランでバイトをしていたことのある私にとって、
これは信じられない位の背徳行為であり、こんなカスな店に
高級食材だのや、高い格式のブランドが掲げられていたのか
と思うと、なんともやりきれない気持ちになる。

特に、印象的だったのは「もったいない」発言であり、
それを心から思っているのであれば、プライドなんて
最初からなかったのだろうなと思う。吉兆を擁護していた
人たちも、吉兆なんかの為に心をくだいたり、時間を割いたり
するのは、もったいないなと思った。

おそらく、海外からの接待などでも使われていた店である
吉兆の腐敗は、そのまま日本のイメージに直結する。
垢福、白々しい恋人、そして吉兆……。なんだか、日本の
あちらこちらで腐敗神話が進んでいる気がする。
それはどうやら、政府だけに留まらないらしい。


吉兆の心得
 ・お客様が手をつけなかった食品は、刺身・てんぷら・飾り物
  など、「もったいない」ので保管しておき、また使いましょう。
 ・お出しするのは、まぐろの一番いい部分で他の部分は
  捨てましょう(私としては、これがもったいない気がする
  魚屋にでも卸せばいい話ではないか)

一流(と言われていた)の料理人が路頭に迷うとしたら、
それは自業自得なのか、経営者の責任なのか判断に迷う所だ。
  

使い回しはよくないよね、っていう話ですが、某ブログは
管理人が違うブログに書いたことをそのままコピーして
貼り付けるという「使い回し」をすることもあります。


細菌予防のつもりが……
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1210246036


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2008年05月06日

短編集「見知らぬ妻へ」浅田次郎


「下品な音を出すな」と、下劣なマエストロから言われた
僕は、詫びるかわりに、タクトをマエストロの顔に投げ返した。

必死で練習に明け暮れた僕だったが、そのことがきっかけで
大きなチャンスをつぶしてしまった。

一人のチェリストのその後と、彼を頼る多くの人たちの想いが
交錯する物語。
そして、僕はマエストロになった。覚悟はできている。
「スターダスト・レビュー」



今日も、ぼったくりバーに連れ込まれた客が、酒に睡眠薬を
入れられ、金を奪われ、路上に放り出される。

主人公花田は、不倫の末家族と別れ、今はキャッチをしていた。
そして、10年間、毎月10万円の仕送りを続けていた。

最近、娘が花田といっしょに暮らしたいと言ってきた。どうやら
妻が現在つきあっている男と近々結婚するらしい。娘は、
一縷の望みを掴もうと、必死に花田に呼びかける。家族に戻ろうと。

そんな花田の元に、「偽装結婚」の話が舞い込む。
出稼ぎに来ている中国人と結婚してほしいというのである。
なかば強引に話は進み、花田は李という女性と結婚をした。
李は、必死に生き、国に10万円の仕送りをしていた。
それは、大晦日の夜のことだった。

李は、本当に美しい女性で、花田は家族というものの意味を
見出した。そして、彼女を愛し始めていた。しかし……。

「純情」故に傷つくのであれば、鈍くなりたいか?答えは否。
表題作「見知らぬ妻へ」


他6編を収録した短編集。前編を通して、ほろにがく切ない。
おすすめ度合いとしては、「鉄道員」「姫椿」の方がおすすめ。
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2008年05月02日

「過ぎ去りしあなたへ……」

世界一の内股。というと勘違いする方もいるかもしれませんが、
柔道の井上選手のことです。そうか、引退か。あの美しい内股が
見れなくなるのは残念です。

柔道は、どのスポーツにもない美しさがあります。
技の鍛錬だとか、相手がいるから自分が強くなれるから感謝する
という「自利他利」の精神だとか好きです。
でもやるのはキライです。痛いですからね。

あと昨今のルール改正案とか、力があたわない審判≒無能な審判の
せいで、ちょっと心から試合を楽しめないのが残念です。
私は、別に日本選手が勝たないから怒っているのではなく、
勝者と敗者を誤りながら、それを訂正しようとしない姿勢、
審判の能力の向上に勤めようとしないその浅すぎる対応に対して
怒っているのです。あしからず。


「わが柔道人生にいっぺんの悔いなし」と力強く、穏やかに言った
井上選手の会見が印象的でした。人柄も含めて、井上選手はとても
強い人でした。学ぶべきところがあると思います。

本で学べることもたくさんありますが、それを現実で活かすには
実際にいろんなことを体験してみるのも大切ですよね。


あと手前味噌ですが、私のもうひとつのブログ、今かなり力いれて
行っており、評判も上々です。よろしかったら、コチラも見て
やってください。よろしくおねがいします。
http://manga0001.seesaa.net/
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