モーちゃんは、3度の飯より、5度の飯が好きというすじがね入りの
くいしんぼうだ。そんなモーちゃんがダイエットにちょうせんだ。
ズッコケシリーズ第36弾。ダイエットの恐怖をえがいた物語。
さし絵・ルビつき。さくしゃは、なすまさもと。
健康診断によって、自分の成長をしみじみとかみしめていた
ズッコケ三人組。頭の中身と顔と口以外はいたって健康優良児
ハチベエ、やせぎみのハカセ、そして、太りすぎのモーちゃん。
モーちゃんは、159センチで、体重は69キロもあった。
さすがに、太りすぎている気がした。モーちゃんは心配になる。
親友のハカセ、ハチベエは、モーちゃんの身体を心配して
モーちゃんのダイエットをサポートすることにする。
調査の結果、モーちゃんは1日に7000キロカロリーの食事を
毎日のように摂取していることが判明。その驚愕(きょうがく)の
事実に恐れおののく。ちなみに12歳に必要とされているのは
約2300キロカロリーだ。モーちゃん喰いすぎ。ギャルズッコケ曽根!
よって、ハチベエはモーちゃんにスポーツをうながし、
ハカセは食事メニューを作成。クラスの荒井陽子たちも、
モーちゃんのためにいろいろなダイエット方法を教える。
しかし、はっきりした効果があがらず、モーちゃんはあやしげな
ダイエットクラブに手を出してしまう……。
健全なたましいは、健全な肉体に宿るなんてうそだよね……と
いう物語。ダイエットのあやうさと、健康について考えられます。

モーちゃんに何が?
やせることに成功したモーちゃんですが、そこに笑顔はなかった。
あと、小学校時代太っていたクラスメイトが中学校くらいに急激に
身長が伸びて、すらりとしたという事例もあり、よほど太っていない
限りは、そんなに心配しなくてもいい気がします。