2008年02月10日

短編集「どんぐり民話館」星新一

〜作品紹介〜

「親切」

死んでしまった主人公の耳もとに囁かれる親切で、優しい声。

天国、地獄、そして現世へと。主人公の意識は……。


「王さま」

粉ひきの息子が主人公。父の

「毎日同じことのくりかえしだ。新しい仕事を探した方がいい」

という遺言を胸に新天地へ。

不思議な出会いがあり、彼は王さまになるのだが……。


「秘密」

脱サラした男が主人公。パッとしないが安定したバーを

経営していた男の店に、「貧乏神」と名乗る男がやってきた。

秘密が引き起こす効果と、秘密って持つとしゃべりたくなる

よなぁという物語。妙味がある。


「永遠の青春」

ついに「不老長寿」の薬が完成した。不老長寿が引き起こす

別の問題の解決も果たした衝撃の内容。流石。

「影絵」

生きているのか死んでいるのか……それが問題だ。

人間の「認識」に言及したこの物語は、そこはかとない

ホラーの要素をはらんだ傑作だ。


星新一さんがショートショートの1001編を達成した記念の作品。

その完成度は高く、人生の喜怒哀楽を巧みなアイディアで描いた

31作品を収めた三ツ星おすすめの短編集。さし絵つき。

普段読書をしないという方にもおすすめできる敷居が低い本。



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こういう表紙です。画像だけです。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの星新一・筒井康隆等SF小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする