「山登り」にやってきたズッコケ三人組が、山登りの楽しさと
苦しさ、そうなんを経験し、ついにはレスキューに
早変わりするという読書初心者におすすめのシリーズ第21弾。
さし絵、ルビ付きの190ページ。小学校2〜3年生までの漢字が
読めればOKです。
4年生の時に、近所の子供会で行われる「登山合宿」に
参加したことのあるハチベエは、登山の大変さを知って
いたので、もちろん参加しないつもりだった。
しかし、登山発案者のおじさんの見返り作戦にまんまとはまり、
参加を決意した。
ねんれいに限らず、人間て見返りに弱いよね。うん。
そして、モーちゃん・ハカセといっしょに山を登ることに。
大変な思いをしながらも、結構楽しく登山をしていた
登山メンバーだったが山道に突然、大きなきりが発生し……。
ズッコケの名に恥じない彼らはまんまと「そうなん」したのだった。
「山は天候が変わりやすい」という事実と、事前のじゅんびを
おこたらないことが大切と説く、山岳部にいたことのある
作者のおすすめの大冒険。
3人組+ゲスト1人のかつやくを描く。
キャンプファイヤーで連想する歌は「今日の日はさようなら」。