2007年12月03日

ミステリー「探偵ガリレオ」東野圭吾

警視庁捜査一課の草薙俊平は、説明のつかない難事件に直面。

若者の頭部がいきなり燃え上がるという「奇怪」な現象が起こった。

草薙は、友人である大学の物理学の助教授である湯川学に相談。
「科学探偵」の名推理に驚嘆。人気シリーズ第1作。

「燃える」 
「転写る」(うつる)
「壊死る」(くさる)
「爆ぜる」
「離脱る」(ぬける)の5編を収録。

1作品約60ページ前後。

ドラマ「ガリレオ」の原作。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名エッセイ「南極のペンギン」高倉健




日本を代表する、国際的俳優高倉健さんのエッセイは、ほろ苦くて、かつ温かい気持ちになれるやさしい童話のような短編集。

世界で出会った素敵な人たちや、南極に生きるペンギンの力強さ、
島民総出で行われる石垣島の運動会など、すばらしい内容。

年齢を問わず、読んでいただきたいおすすめの名作小説。清々しい!
120ページ。さし絵あり。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめのエッセイ・私小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小説「偶然の祝福」小川洋子

小説家の私が主人公。短編連作。180ページ。

何の前触れもなく、叔母が失踪した。叔母には変わった趣味が
あった。彼女は、嘔吐袋を集めるのが好きだったのだ。
(失踪者たちの王国)

実の弟の死と、知り合った女性から聞かされたその女性の弟の死。
私は、その女性の話を参考に小説を書き、賞をもらった。(盗作)

私の最大の味方であり、最大の理解者であるお手伝いのキリコさんは、私のなくし物を探す名人だった。彼女のおかげで今の私はある。(キリコさんの失敗)

売れない作家の私にとって、数少ない熱狂的なファンである、
自称「私の弟」の男。影のようにつきまとう男に嫌悪感を覚える
主人公。なぜ、彼はこれほどまでに「弟らしい弟」なのだろうか?
(エーデルワイス)

犬のアポロが病気になった。動物病院に出かけたら聞きなれない
病名を告げられる。そういえば、恋人はアポロの毛を異常に嫌って
いたっけ……。アポロを心配しながら、そんな回想にふける私。
(涙腺水晶結石症)

リコーダー、万年筆、弟、伯母、恋人……。主人公は大切な物を
失くす一方で、アポロ、そして新しい命、息子とかけがえのない
ものも手に入れる。透明感溢れる、素敵な小説。
ラベル:小説 読書
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

号泣「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス

主人公のチャリーは、素直で働き者の32歳。だが知能は、
幼児程度しかない。大学の実験では、ネズミのアルジャーノン
との迷路の勝負にチャーリーは勝てない。

ある日、教授がチャーリーに頭をよくする実験をしないかと
提案する。チャーリーは、これを快諾する。
 
日記形式で書かれるこの作品は、初めにに読んで、面食らう
かもしれませんが、徐々に文体が整っていく手法なので、
気にせず読み続けて下さい。賢くなることで、チャーリーに
訪れる悲劇。読んだ後切なくて、号泣してしまう一冊。
副題は、「まごころを君に」。480ページ。おすすめの名作。

「心の鏡」という同著に、「アルジャーノンに花束を」の中篇が
収録されていて、そちらは70ページにまとめられているので、
さくっと読めます。

ダニエル・キイス作品紹介
「五番目のサリー」、「ビリー・ミリガン」シリーズなどの
「多重人格」ものを発表。好評を得るが、かなり難解な作品
であることを付け加えておきます。
posted by book0001,世界は誰にでも、読書初心者におすすめ at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | すごくおすすめ長編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする